カゴメ/カゴメ野菜生活
山手線・鶴見線/電車内広告
完成度が高いなぁ、としみじみよかったもの。
鮮やかな野菜を使ったビジュアル→程よく強弱をつけながら大きく配置された見出し→野菜生活の写真…目に入った瞬間に大雑把な内容が理解できるので、つかみはバッチリ。気持ちよく読めます。
人参と赤キャベツの写真は合成?画像補正?がされていて「つい気にしてしまう」程よい違和感だし、野菜の鮮やかさもあって人目をひく綺麗なインフォグラフィックですね…すごく好きです。
文字部分は見出しの文字の強弱、行末を成り行きに(組み方の名前があった気がするけど思い出せない…)するリズム感、そして野菜と連動する文字色も可愛いなぁと思います。黒にすると読みやすいけど、重たくなりすぎるような気がします。全部赤っていうのも面白みがないし、野菜を引き立たせるほんのり暗めの色…さらに全体のぱっと見の色数を減らしてバランスよく見せる効果もあったりするんでしょうか?勉強になります。
そして最後、カゴメ野菜生活のパッケージ。裁ち落としになってるんですよね。おかげできっちりし過ぎず、うまく視線を外に流してるような気がして、一枚に結構ぎっしり情報入れているのに、息苦しくないように感じます。中に収めようとすると小さくなりすぎるだとか色々あるんだと思うんですが、このハズしがすごく好きで、きいてるきいてる!となって、なぜか見てる私が嬉しい笑
個人的に文字がぎっちりしてる電車の中の広告、暇つぶしになって好きなんですが、マクロ視点とミクロ視点の合わせ技で、すごく繊細に作られているんだなぁとしみじみ思いました。